
パルバティ・バウル来日公演ツアー
2018年6月2日〜10日開催!
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何日も、心の奥底の
家の片隅で
クリシュナへの愛は秘めておけ
愛の牧草地でひそやかに語れ
ああラーダー
誰にも見られず
そうしたら誰も知らず、聞かず、分かりやしない
過ぎゆく暗い雲を見て
クリシュナを思い出す時
ああラーダー
台所で涙が溢れて来たら
濡れた薪を火にくべればいい
シャームの川に入っても
けして衣は濡らしちゃいけない
泳ぎきって帰っておいで
だけど衣は濡らしちゃいけない
北に向かうなら気を付けろ
南へ向かうと告げておけ
ああラーダー
心のことは心に秘めて
わからぬ人には知られちゃいけない
ロシク
バウルとは:
インドの西ベンガル州及びバングラデシュ(ベンガル地方)の放浪の吟遊詩人、とも呼ばれる、遊行の行者。独特の哲学を反映した詩を歌い、舞い踊る。その精神的な祖先は、8世紀の仏教遊行僧の詩集、「チャリャー・ギーティ[遊行者の歌]」にも認められ、仏教やイスラム神秘主義、ヒンドゥーなど、様々な伝統の影響を受けながら、どの宗派宗教にも属さず、師弟相伝で受け継がれて来たといわれる。アジア初のノーベル文学賞受賞者であるタゴールの詩に影響を与え、彼によって世界に紹介された。2005年にはUNESCO無形文化遺産に登録。
パルバティ・バウルとは:
現在、世界的に最も知られているバウルの一人であり、同時に卓越した演奏者、ストーリーテラー、そして画家でもある。
一弦琴エクタラを右手で弾き、左手は腰に結わい付けた小鼓ドゥギを叩き、足首の鈴飾りヌプルでステップを取りながら舞い歌う、古いオーソドックスなスタイルを特徴とし、その歌声の妙技・深みある演技は、世界中の音楽家や、音楽愛好者に賞賛されている。
近年最も尊敬されていたバウルの長老、故ショナトン・ダス・バウルと故ショシャンコ・ゴシャイの許で、数少ない弟子の一人として厳しい修行をくぐり抜け、バウルの音楽と精神の次世代への継承を託された。

師ショシャンコ・ゴシャイと共に
Photo by Ravi Gopalan Nair

師ショナトン・ダス・バウルと共に
Photo by Ravi Gopalan Nair
